熱海 一棟貸しの宿 羽衣楼

ブログ「女将日記」

2026.03.13 No.5 午前11時の「特等席」を。新プラン【彩(さい)】が始まります

庭のイロハ紅葉に、新芽が膨らみ始めました。少しづつ、春はやってきていますね。

 

羽衣楼が大切にしているのは「時間というおもてなし」です。

三十時間のフル体験、夕暮れからの深い休息。 これまで二つの時間軸をご提案してまいりましたが、

4月から三本目の柱となる新しいプランが加わります。

 

旅をアクティブに彩る拠点として

「熱海に着いたら、まずは荷物を置いて身軽になりたい」

「行列ができる前の名店で、ゆっくりランチを楽しみたい」

「二日目は早めに出発して、伊豆や三島、箱根まで足を伸ばしたい」

そんなアクティブな旅をお望みの方へ贈る、

【11:00チェックイン / 翌日11:00チェックアウト】

24時間ステイの新プラン、その名は【 彩(さい) 】です。

 

午前中から「自分の家」がある安心感

チェックインを待ちわびて荷物を抱えて歩いたり、車を停める場所が無くてグルグルしたり。

熱海の街中を歩いていると重そうなキャリーケースを引いて、坂道で難儀している姿を良く目にします。

 

「彩」プランなら、11時にのれんをくぐり、重い荷物を置いてまずは深呼吸。

身軽になって、地元の人に愛される路地裏のパン屋さんへ出かけたり、 開店直後のイタリアンで優雅にワインを愉しんだり。

拠点がすでにあるからこそ、熱海の街を「自分の庭」のように使いこなすことができます。

歩き疲れたら、いつでも「ただいま」と戻って温泉へ。

夕食までの時間を、アートルームで趣味に没頭するのも、お庭を眺めてまどろむのも自由です。

 

【例えばこんな巡り方】

実は羽衣楼近くのバス停から箱根の芦ノ湖付まで、バス一本で直通で行くことができます。

1日目:熱海に到着してすぐ11:00にチェックイン。熱海をしっかり散策して夜は温泉でゆったりリラックス。

2日目:11:00にチェックアウトしたらバスで芦ノ湖方面へ。箱根を回って帰路へ。

アクティブ派のあなたも大満足コースの完成です!

 

 三つの色、三つのゆとり

これで、羽衣楼の時間は三つの物語に整いました。

  • 【 極(きわみ) 】 11:00- 翌17:00 三十時間の余白を使い尽くす、最高峰の「おこもり」体験。

  • 【 深(しん) 】  17:00- 翌17:00 夕暮れから入り、翌日の夕方まで静寂を「深める」休息。

  • 【 彩(さい) 】  11:00 – 翌11:00 午前中から拠点を確保し、熱海の旅を鮮やかに「彩る」活動。

 

どのプランを選んでも、二日に一組様限定のプライベートな空間は変わりません。

あなたの今回の旅は、何色でしょうか。

皆さまの「のんびりできたね」という笑顔にお会いできる日を、 心より楽しみにしております。

 

羽衣楼 女将

 

2026.03.03 No.4 夕暮れからはじまる、もうひとつの「ゆとり」。24時間ステイを贈ります。

熱海の街が黄金色に染まり、家々に明かりが灯りはじめる夕刻。

この時間から始まる「休息」があってもいい。 そんな想いから、羽衣楼に新しい滞在の形が加わりました。

 

朝の忙しさを、旅に持ち込まないために

「遠方からの移動で、到着は夕方になる」

「出発の朝も、自宅でリラックスしてから出かけたい」

「1日目は伊豆観光を楽しんで、2日目は宿でのんびりしたい」

そんなご希望にお応えして、 17:00チェックイン、翌日17時チェックアウトの

【24時間ステイ】をご用意することにいたしました。

 

私がお客様だったら、「こんな風に過ごしたい」を叶えたい

夕暮れ時に「ただいま」とのれんをくぐってチェックイン。昼間の移動や観光で疲れた足を投げ出してリラックス。

静岡には美味しい地酒をあけ、熱海の新鮮なお刺身をアテに、ゆっくりと更けていく夜を愉しむ。。。

翌朝は、目覚まし時計をかけずに、鳥の声で自然に目が覚めるまでトロンとまどろんでいたい。

朝食に間に合うように目覚ましをかけたり、チェックアウトの時間を気にしてパタパタ身支度したりと忙しく無い方がいいな。

ゆっくり朝湯を堪能した後は、観光客の賑わう声を遠くに感じながら、お部屋でうとうとお昼寝もいいな。

手ぶらでふらりと散歩に出て、あのお店でランチして、帰ってきたらまた温泉に浸かって整ってから荷造りしようかな。

 

そんな「わがまま」をすべて叶えられるのが、羽衣楼の午後です。

 

あなたに合った「余白」を選んでください。

朝11時から拠点を手にいれ、疲れない旅を満喫する、30時間の1.5泊体験。

夕方17時からゆっくり合流し、翌日を丸ごと楽しむ、24時間の休息。

 

どちらも、チェックアウトは翌日の夕方17時。

街も、電車も、車も、流れが穏やかになってきた頃。心も体も完全にリセットされた状態で、穏やかに帰路へ。

 

皆さまの「のんびりできたね」という笑顔にお会いできる日を、 心より楽しみにしております。

羽衣楼 女将

2026.02.23 No.3 届いた声に耳を澄ませて。お客様と紡ぐ「三十時間の余白」

本開業から約半年が経過しました。
これまでに皆さまからいただいたクチコミや、チャットやメールでのやりとりを 一つひとつ大切に読み返して振り返りました。

皆さまがこの羽衣楼で過ごされた大切な記憶の欠片が、 温かな言葉となって綴られているのを見るたびに、 胸が熱くなる思いです。

そんな中で、多くの方が共通して残してくださる言葉がありました。

「1泊ではもったいないほど素敵な空間でした。もっとゆっくりしたかったです」
「チェックアウトの朝、名残惜しくて……。もう1泊すればよかったと家族で話していました」
「どこか別の場所へ行くよりも、ただこの家で、何もせずにもっと浸っていたかった」

「もっとここにいたい」 「もっとゆっくりしたい」「でも2泊は都合をつけるのが難しかった」

移動の疲れも取れぬまま、翌朝にはまた日常へと押し戻されてしまう——。

その「慌ただしさ」という最後の一幕を、 どうにかして「ゆとり」に変えることはできないだろうか。

数あるお宿の中から、この小さな古民家に辿り着いてくださった皆様に、女将として贈れることはなんだろう。

それは「時間」そのものをプレゼントすることではないか。そう考え、羽衣楼は新しく生まれ変わることを決めました。

「1.5泊」という、新しい贅沢の提案

皆さまの声から生まれたのが、 【11時チェックイン / 翌17時チェックアウト】 という、30時間のロングステイプランです。

「もう少しここに……」という想いを、そのまま叶える時間軸。

お昼寝から始まる初日の午後。 旅じまいをせず、荷物を置いたまま散策に出かける二日目の昼下がり。
夕暮れ時に、心ゆくまで温泉を愉しんでから、穏やかに緩やかに日常へと戻っていく。

ご意見、想いを寄せてくださった皆さまが 「あったらいいな」と願った景色を、今、形にいたしました。

特別なことは、何もしなくていいのです。 ただ、流れる時間を慈しむためだけに、 この館の主(あるじ)になりに来てください。

皆さまの「のんびりできたね」という笑顔に 再びお会いできる日を、心より楽しみにしております。

羽衣楼 女将

2026.02.12 No.2 桜と雪と足跡と。

雪が積もった夜の熱海桜と足跡|一棟貸し古民家温泉宿 羽衣楼

熱海に、珍しく雪が積もりました。

ちょうど満開を迎えていた熱海桜に、 白い雪が重なる夜でした。

 

音もなく降り続いた雪。 ふと外の気配が気になって、 そっと庭へ出てみます。

町は白く、しんと静まり返り、 灯りのにじむ夜の空気まで やわらかく感じられます。

せっかくの雪景色。 裏の弁天さまの桜はどうしているかしらと、 そのまま足をのばしました。

すると——

まっさらなはずの雪の上に、 点々と続く小さな足跡。

どうやら、私より先に この景色を見に来た先客がいたようです。

満開の熱海桜は、 薄紅の花をいっぱいにまとった枝に、 白い雪を静かにのせ、 夜の中で荘厳な姿を浮かび上がらせていました。

街灯に照らされた桜は、 昼とはまるで別の表情。

足元には、花びらの影。

冬と春が重なり合う、その一瞬に、 ただただ見惚れてしまいました。

あの足跡の主も、 同じように立ち止まり、 見上げていたのでしょうか。

 

冷えた体を、 一棟貸しの温泉宿・羽衣楼へ戻って ゆっくりとあたため直し、 湯気の向こうに、雪をまとった桜の姿を思い返しました。

そして翌朝。

羽衣楼の庭も一面の雪景色。

静かに積もった白の上に、 ひらひらと舞い降りる桜吹雪。

雪の上に、春がそっと重なる瞬間を、 コーヒーを飲みながら、いつまでも眺めていました。

 

桜と雪と足跡。

夜に始まり、朝へと続く、 ほんのひとときの奇跡のような景色。

きっと、この日だけの贈りものです。

熱海で過ごす冬のひとときも、 また格別です。

 

羽衣楼 女将

2026.02.03 No.1 女将日記、はじめました。

 

皆さん、はじめまして。

熱海の小さな一棟貸しの宿 羽衣楼(ういろう)女将です。

このブログでは、

・羽衣楼の日々のこと

・建物や家具の物語

・季節の移ろい

など、熱海での暮らしのあれこれを 気の向くままに「女将日記」として綴っていこうと思います。

よろしくお付き合い下さいませ☺️

羽衣楼は、

 

「大切な人と過ごす、”あたり前の時間”が、実はとても特別だった」

 

と、ふと感じるお宿でありたいと思っています。

この日記を通じて、皆さんと羽衣楼で過ごす時間を共有できたら嬉しいです。

熱海らしく、ゆっくりのんびりした更新になりますが、どうぞご容赦くださいね。

皆さまもどうぞ、気が向いた時に「あたみ時間」感覚でふらりと覗いてみていただけたら嬉しいです。

これから、どうぞよろしくお願いいたします。

 

羽衣楼 女将

 

 

熱海一棟貸し温泉付き古民家の宿 羽衣楼〜ういろう〜