熱海 一棟貸しの宿 羽衣楼

ブログ「女将日記」

2026年8月9日 No.17 とろける朝寝坊を誘う、寝室の小さなおもてなし。

No.17 とろける朝寝坊を誘う、寝室の小さなおもてなし。

 
盛夏の力強い太陽が、毎朝まぶしいほどの光を届けてくれる季節ですね。
 
 
日の出と共に、蝉がシャワシャワシャワと合唱モーニングコールを届けてくれます。
 
 
 
さて、当館が最も大切にしているのは 〜時間というおもてなし〜
 
 
なによりも「時間を気にせず、心ゆくまで とろける刻 を楽しんでいただくこと」です。
 
 
 
日常の目覚まし時計をオフにして、目が覚めてもウトウト。
 
 
朝風呂に入り、縁側でコーヒーを飲み、またウトウト。
 

「あぁ、まだこんなに時間があるんだ」と、贅沢な時の余白に包まれる瞬間こそ、
 
 
おこもり旅の醍醐味だと思っています。
 
 
 
そんな中、先日ご宿泊いただいたゲストの方から、温かいご要望をいただきました。
 
 
 
 
「とても幸せな時間を過ごすことができました。
 
ひとつだけわがままを言わせていただくとしたら、
 
ベッドのお部屋にカーテンがあると夜更かししても
 
朝寝坊が出来そうだなあと思いました。」
 
 
 
 
 
この言葉を読んで、ハッ!
 
 
 
 

私は障子から差し込む、朝の光の美しさにばかり目を向けてしまい、
 
 
 
「極上の朝寝坊」を守るための配慮が、まだ少し足りていなかったのです。
 
 
 
羽衣楼は、ゲストの皆さまのリアルな声によって、
 
 
一歩ずつ命を吹き込まれ、育てていただいている宿です。
 
 

「この届いた声を、すぐに形にしたい」
 
 

そう思い立ち、このたびベッドルーム(寝室)に、
 
 
新しく「竹ロールスクリーン」を設備追加いたしました。
 
 
 
宿の歴史を重ねてきた木天井や、和モダンの寝具、そして職人技が光る障子。
 
 
 

それらが織りなす大正浪漫の雰囲気を決して壊さぬよう、
 
 
選び抜いたのがこの繊細な竹素材のスクリーンです。
 
 
窓辺に設えてみると、驚くほどしっくりと部屋に馴染んでくれました。
 
 
すだれのように編み込まれた竹の隙間から、夏のまばゆい朝の光が優しく、
 
 
やわらかく濾過され、寝室の遮光性がグッと高まりました。
 
 
 
これで日差しがさす時間のお休みも、深く心地よい睡眠を妨げにくくなりました。
 
 
 
程よい日陰も、たっぷりの日差しも、ゲストご自身にコントロールしていただく。
 
 
 
竹ロールスクリーンが、皆さまの
 
 
「とろけるような朝寝坊」をそっと守る名脇役になってくれますように。
 
 
 
いただいたお声の一つひとつに耳を澄ませながら、
 
 
羽衣楼はこれからも、少しずつ、より優しく、心地よい私邸へと進化してまいります。
 
 

夏の疲れを癒やしに、そして時間を忘れて思いきり朝寝坊をしに、
 
 
いつでも羽衣楼の木戸門を叩いてくださいね。
 
 
皆さまにお会いできる日を、心より楽しみにお待ちしております。
 
 
 
 
 
熱海一棟貸しの温泉付き古民家の宿
 
 
羽衣楼 女将